2016/11/2
とうとう11月に入りましたね。
さて、今日は、社労士会の中ブロック研修会に参加。
兵庫県を東・中・西と区分しブロックと称して
持ち回りで研修企画をしています。
本日のテーマは
「過労死」について。お二人の講師をお招きしました。
お一人目は、一人息子さんが
過重労働からうつ病を発症し、
自殺で亡くなったお母さん
そしてもうお一人は、過労死を無くすために
一緒に活動している弁護士先生。
私は、お二人のお話は8月に一度聴講しています。
とても重いテーマですが
何度でも、聞いて、
自分の中に沁みこませようと思いました。
先日、大手広告代理店で、またもや
新入社員が自殺し、
それが労災認定されたニュースが流れました。
キャリアを形成する前の新入社員を
命を奪うほど、無理やり「働かせる」のは、
絶対にダメです。
また、責任ある立場の人が日々の業務に追われる
「デスマーチ」も大きな問題です。
社内の業務の進め方と併せて
クライアントからの、無茶な業務依頼を無くす。
経営者は、その様な業務依頼から社員を守る。
そこまでの変革が必要だと思います。
「過労死」は、本当に日本の社会から根絶しなければならないと思います。
その一方で、「働くこと」を「悪いこと」にしすぎないように、
この観点が抜け落ちないようにする必要があると思います。
今年の中ブロックの研修企画は、
第1回目が、震災と社労士の関係を取り上げられ、
第2回目が、過労死がテーマでした。
私は、現在の日本社会の大きな課題は
「人と企業の関係をよりよくすること」であると考えているます。
「人」あってこその企業活動ですから
「人」は、「いのち」と読み替えて、取り組むべきと思います。
その意味では、2回の研修は
(参加人数は、法令研修などに比べて、少なかったですが)
いずれも「いのち」をテーマにされた
大変良い研修だったと、思います。
企画運営された皆様、大変お疲れ様でした。