2011/10/10
その2です。
【要約】
60歳〜64歳の在職老齢年金の
減額の仕組みが、65歳以降の
減額の仕組みと同じになるかも?
→減額が緩和される。
その1はコチラ
60歳〜64歳の働く人にとって
朗報ですが、
これまで、
保険料の引き上げ&給付の切り下げ
を繰り返してきた
政府(と言うより厚生労働省)が、
なぜ、こんなことを
言い出したのか、
腑に落ちません。
今年の厚生労働白書(234P)に記載のある
「社会保障改革に関する集中検討会議」
改革案の中に
・在職老齢年金の見直し
が挙げられていましたので
それが、法制化のレール上に
上ってきたのかも
しれません。
しかし、その後には、
改革案に列挙されている
・高所得者の年金給付の見直し
・短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大
・第3号被保険者制度の見直し
・標準報酬上限の引上げ
・支給開始年齢の引上げ
などの負担増、給付の切り下げの
改革?案が待っています。
特に支給開始年齢の引き上げの
議論については、
若い世代を中心に
より一層、
受給への期待感が薄れて、
保険料の納付意識が低下する
おそれがあります。
すべてを上手く纏める
解決策は無いのだろうと思いますが、
成り行きについては
今後も注視しなければいけません。