2021/1/19
今日は、午後から
神戸商工会議所主催
KCCI創業塾2020実践セミナー、
全10回シリーズの7回目の
講師を務めました。
「リアルとデジタルを併用した
ビジネスモデルへの転換」が
シリーズ全体のテーマです。
私は労務管理の切り口から
「ソーシャルメディア危機
従業員の情報発信を
コントロールできていますか」
というテーマでお話をしました。
このテーマは、私が10年前から
取り組んでいたものです。
10年間のネット環境の変化、
それに対応する
労務管理の変化の必要性を
お伝えする資料を作りました。
そして、今回は、コロナ禍のため、
zoomによるネット配信の講師に
初チャレンジすることになりました。
目の前には、商工会議所と収録担当者、
リアル参加の聴講参加がおひとり。
一体、カメラの向こうで
何人の方が、聞いてくださっているのか
手ごたえのないまま、
スタートしました。
お話しする内容そのものは、
・過去の事例
(2011年第1次、2018年第2次発生期)
個人で使うソーシャルメディアからの
不適切発信。
問題となった過去のいろいろなケースには、
注意するべきエッセンスが含まれています。
・想定される被害
企業へは、評判・信頼・売上の低下・・
発信者へは、すぐに本人が特定され
個人情報が晒される。
そしてネット情報は残り続ける。
・若年者への対応
新入社員(アルバイト、パートを含む)について、
今後、第3次を発生を防ぐため、
社員(若者)を守る!ために
自分ごとにする仕組みづくりが必要
・対策
ルール作り、周知、継続的な取り組みを実践する
そのために、誓約書、ガイドライン、就業規則を
しっかりと作る。
不適切発信につながる要素を見える化し、
警笛を鳴らす。
・権利と義務の世界
表現の自由を保障しつつ
企業秘密の保持を義務付けする。
・結びに
労務管理においては
権利と義務の世界だけでは
解決できない問題が多い。
木に例えるなら
地上に見えている幹や枝葉が
権利と義務の世界。
地面の下で、見えない根っこが
まさに企業の土壌であり風土。
土壌とは、人生観、労働観、家族主義・・
地面の上と下の両方が大きくなることで
企業は成長する。
そんなことをお話ししました。
目の前に聴講者が居ないので
手ごたえがないのですが、
お伝えしたいことはしっかり
お話しできました。
そんな感じで無事に終了です。
機会をいただき感謝です。
ありがとうございました。