2020/8/27
今日は朝から丸一日、
ある方からのご依頼で、
女子大学生(3年生)のインターンシップを
受入れました。
彼女は大学の講義で労働法を学び
社労士に関心を持ったとのこと。
プログラムは
・社労士業務全般について
・古澤社労士事務所の業務について
・インターンシップ生から見た
社労士像と自己紹介
・実務(雇入通知書、雇用保険資格取得届作成)
・労基署同行
・ケーススタディ
・インターンシップ生の課題を
一緒に考える。
と、こんな感じでした。
今後、社会に出たときに、
如何に成長するか、
如何に経済的に充実していけるか
という想いをしっかりと持っているなと。
その根底には、
今の社会への不安があると感じました。
これは、とある団体の採用面接官をしたときに、
感じた想いと同じです。
10年後の世界がどうなっているのか
流れがとても速くて見通せない中、
企業や他者に自分を委ねるのではなく
自力で何とかしようという意識が
知らないうちに
根付いているのだろうと思います。
新型コロナウイルス感染症により、
企業では在宅勤務を余儀なくされ、
はからずも従来の日本型雇用スタイルが
変わってきたという話になりました。
メンバーシップ型からジョブ型への転換です。
日本型の現状分析とメリット、デメリットなど、
彼女自身の卒論テーマをなぞらえながらの
対話となりました。
私はメンバーシップ型からジョブ型への転換について、
現役社会人の立場から見て、
今後、企業において、
どの程度、採用されていくのか?
漠然とした想いの中、
日本型雇用システムは、
長期雇用という枠組みの中で
信頼と安心を醸成していくという
メリットがあったはずだが、
長期雇用の確保が難しくなってきた中で
まさにメンバー間の信頼と安心が
今後どうなるのか?
という切り口で、
この問題を捉えていましたが、
これから世の中にでていく
学生、大きく言うと子供たちにとって
専門性を高め、スキルや業務内容により報酬が決まり
転職はプラスイメージ(経済的上昇)となり、
仮に一度仕事を離れても
中途採用マーケットが整備され、
何度でもチャレンジできる環境が確保される。
そんなジョブ型のメリットが生きる社会に、
未来のために転換していく必要があるのかなと
じんわりと考えるようになりました。
ただ、そこには、子供のころからの
自己の確立が必要ですし、
労働法の世界でいうと
出口論としての解雇権の問題は避けて通れません。
お役に立てたかどうか不明ですが
私自身、大変勉強になりました。
Iさん、丸一日、大変お疲れ様でした。