2019/4/15
小豆島旅行 スピンオフです。
小雨の中、寒霞渓からロープウェイで麓に降り、
そこから昼食会場に貸切バスで進みます。
・・この旅行を主催されたMさんから
行先は「小豆島」と聞いたとき、
勝手ながら、一つお願いをしました。
「母方の祖父、祖母のお墓が小豆島にあるので
もし可能であれば、途中でバスを降ろしてもらい
別行動になるけど、墓参りに行きたいんです」と。
その時は、旅行の詳細な行程も知りませんでした。
一度も行ったことがなかったので
可能であれば何とかして
行きたいと思っていました。
昨年亡くなった母が元気なときは、
兄弟で旅行して、お参りもしていたと
叔父さんに聞いていたので、
事前に所在地と
お参りしたときに撮った
墓前での写真を一枚
ラインで貰っていました。
それを頼りにお墓を探そうと思っていました。
Mさんは、私の無謀な依頼に、
「お〜〜いいじゃないですか。
じゃあ、みんなで参りましょうか」と
言ってくれました。
旅行の初日に、日曜日の行程表をもらいました。
じっくり見ると、バスの通る道の近くに
お墓はありました。
バスが寒霞渓から南へ下ります。
私は、携帯の地図アプリを起動して
近づいていることを運転手さんに告げました。
「ここからは、細いからバスでは行けないかも」と言いながら
進んでくれました。
すると、狭い橋の手前に大きな駐車場がありました。
おそらく小豆島八十八カ所霊場のためだと思います。
そこにバスを留めてもらい、墓掃除のグッズを抱え
携帯画面を見ながら、なんの目印もない坂道を登ります。
でも、なんだか、こっちの方だ!と思いながら。
すると、小さな細長い墓地があり、
そこの一番手前に、写真と同じお墓がありました。
刻まれている名を右の側面に確認しました。
藤本亀雄、藤本千代子とありました。
「あ〜〜、爺ちゃんと婆ちゃんや!」
登ってきた坂道を振り返ると
雨の中なのに、皆さん、バスを降りて
登ってきてくれていました。
持参の掃除グッズで、苔やら泥やらを
綺麗に落としました。
Oさんが、ご自分のことのように
一緒に掃除を手伝ってくれました。
(ありがとうございます。)
掃除が終わるまで、
私の傘を持ってくれる方もいて、
雨の中なのに、
皆さん、待っていてくれました。
(感謝です)
ろうそくを点け、お線香を焚き
墓前に手を合わせました。
母のことも、知っていると思いましたが
報告しました。
まさか、こんなことができるとは
思っていませんでした。