2019/2/12
先週、くら寿司のアルバイト店員が
インターネットに不適切な動画をアップし
大きな事案になっています。
私は、6〜7年前、この問題に対し
大変な危機感を覚えて、
企業向けにレポートを作成し、
周知活動をしていました。
↑ソーシャルメディア危機編 平成25年版↑
当時は、ツイッターやブログなどの
文字・言葉の不適切なアップが問題になり、
もっとも危惧していたのは
「画像」の不適切なアップでしたが
そのときと比べ、
平成の最後の年では、
LINEやインスタグラム等で
簡単に「動画」がアップできる環境となり、
問題行動が映像として拡散していますね。
企業の対策として
1.ルール作り
2.従業員にそのルールが周知されていること
3.そのルールを定着させるための継続的な取組
が必要となりますが、
従業員に「自分ごと」として認識してもらうために、
当時は、事例を集めて、
レポートをバージョンアップしていました。
今回、くら寿司では
「類似の事故が様々なチェーン店で多発しており、
当社も日頃からその対応を懸命に行っておりましたが、
力およばず同種の事件が起きてしまいました。」との
コメントを会社HPに掲載しています。
そして、「力およばず」の結果、
「刑事、民事での法的措置の準備に入った」ことを
同じくHPでコメントしています。
上記の1〜3に加えて、
同種の事案を発生させないため、
刑事と合わせて、
民事=損害賠償請求を起こし、
その金額等の大きさをもって、
今後の抑止力とする。
ということを企業対策とせざるを得ない。という
ソーシャルメディア対策が、
残念ながら、新たな局面に入ったことを
象徴する事案だと感じました。