2017/11/17
今日は、朝から東京にて実施の
陽明学講座に参加。
全5回シリーズの3回目です。
グループに分かれて、王陽明の言葉をまとめた
「伝習録」を、自分なりに訳し、
それについて、ディスカッションし、グループ発表。
講師のN先生に、ご解説をいただく。という流れです。
今日のテーマの中で、特に心に残ったのは
「人心惟危 道心惟微」という言葉です。
「じんしんこれあやうき どうしんこれびなり」
と日本語読みします。
人のココロは、フラフラとして危ういモノだ。
また、本来、人が生まれながらに備えている
ココロは、なかなか見えない。
という意味だそうで、
以下、原文は、書きませんが
「そのフラフラしているものを一つにしていく」
「(一つになる状態を、「中(ちゅう)」というが)その中を執れ」と続きます。
(ここの意味は、かなり、自分勝手に解釈してます。)
この言葉自体は、王陽明が言ったのではなく、
もっと中国古来の書にあるようですが、
これをテーマにディスカッションしました。
そこの流れの中で、私は、
『昨今、「自己啓発セミナーなどでは、自分を変えましょう」といいますが
自分を変えてしまうと、ご先祖からつながる自分を否定することにはならないか。
私は「ホントの自分に気づく」という言葉を使っています。」と発言しました。
それを受けてグループメンバーが
『じゃあ、自分を「変える」ではなくて、自分に「帰る」ですね』と言ってくれました。
「お〜〜、それです。それいいですね〜〜」となり、
それをグループとしての発表とすると、
講師のN先生は、
「帰る」は、「復る(かえる)」ですね。
とホワイトボードに、サラサラと書いてくださいました。
「おお〜〜!!すごい!!そんな字を当てるのか!!」と
ちょっと鳥肌立ちました。
「ホントの自分に復る」です。
夕方までみっちりの勉強会でしたが、
とてもよい時間を頂きました。
ありがとうございます。