2017/11/3
ベトナム滞在2日目 その3です。
「送出し機関」である日本語学校を出発し、
午後5時過ぎに、ベトナム料理店「Huong Lai」に到着
経営者は、日本人の白井尋様です。
白井さんへのインタービュー記事を貼り付けます↓
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すべてのサービススタッフ、シェフ以外のキッチンスタッフが
孤児、ストリートチルドレン、貧困家庭出身など
社会的に恵まれていない若者だという
ベトナム家庭料理店"フーンライ"のオーナー白井尋(しらいじん)さん。
(中略)
私はこの店をオープンするためにベトナムに来たわけではありません。
最初は人生修行を含めた留学のために1997年にベトナムに来ました。
そこで生活していくうちに、どんどんベトナムのことが好きになったんですね。
そんなとき、日本でもベトナムがようやく脚光を浴び始めて、
「ベトナムの良さを多くの旅行者に知ってほしい」
「ベトナムの家庭の味を気軽に味わってほしい」という純粋な思いで、
フーンライをオープンしました。
(以上、JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd. HPより引用)
全文はコチラ
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ストリートチルドレンや孤児をスタッフとして採用し、
仕事を通じての、自己肯定感を創出。
ご自分のお店を、スタッフたちの
自立支援を目的とした「トレーニング機関」と
位置付けておられます。
スタッフは、ここで数年勤務したのち、
巣立っていきます。
サービス業で働く人が多いようで、
ベトナム国内の一流ホテルやレストランに採用されるとのこと。
「仕事は、10以上の段階を設定しています。最初は、立たせているだけです。
その次は、お水のサーブ、そして、その次は、炭酸ではないドリンクのサーブ、
その次は、ビールなどの炭酸ドリンクのサーブ、その次は・・」
「次の段階、ステップに進みたい!!と思うまで
担当の仕事をしてもらいます。じらすように
じっくりと、その子の気持ちが湧きたつのを待ちます。」
開店が迫る中でしたが、そのお話を伺って
「世の中には、ホントにすごい人がいるんだな〜〜」と
感銘を受けました。
白井さんは、中江藤樹を信奉しておられ、
携帯の待ち受け画像は、
「五事を正す」とのこと。
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道徳の着手とは、そんなに高遠なものではありません。
身近な〈五事(ごじ)を正す〉ことに他らないのです。
五事とは、〈貌・言・視・聴・思〉のことです。
顔色を和(やわ)らげたり、よい事を言って、よい事を見て、
よい事を聴いて、よい事を思って、結果、よい事を行う、ただこれだけなのです。
(ココまで 林田明大氏 ブログ「夢酔独言」より引用)
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白井さんは、ホント、すごい人です。
短い質疑を終えて、
6時の開店時刻となりました。
今日の晩御飯は、このお店でいただきます。
スタッフがオーダーを取ってくれます。
あのようなお話を聞いたのちですので
スタッフ一人一人を見るこちらの目は
とても優しくなります。
「頑張ってるな〜〜 今はこの段階か〜〜 頑張れよ〜〜」
そんなことを思っていると
ビールを持ってきてくれました。
スタッフが、よく冷えたグラスに最初のビールを注いでくれます。
見事な泡立ちのビールです。
「美味い〜〜〜!!」
そして、順に料理が運ばれてきました。
とても優しく美味しい料理です。
そして、盛付けには品があり、清潔感が溢れています。