2012/8/30
今日は、夕方から、
いつも大変お世話になっている
Tさんと会食。
ビールを飲みながら
美味しい串カツを頂きました。
色々な話に花が咲きましたが、
労働契約法改正があったばかりでもあり、
昨今の「契約社員」についての話題に
なりました。
「鉄道会社の車掌も、採用時は
「契約社員」として働き、その後
正社員への登用試験を受けるみたいです」とTさん。
「え〜、そんな働かせ方で、電車が、
安全に運行できるんですかね??」と私
「そうなんですよ!近頃のニュースでも
「車掌が、乗務中に携帯いじってた」なんて
ニュースが続いてましたが、これも
正社員として雇用されないための
意識の低下や、モチベーションの低下が
招いているかもしれません」と話をしてくれました。
安全が最優先される業務での人の採用は、
本来は、まず資質として
安全運行を常にしっかりと
行えるであろう人材を
正社員として採用し、その後の
業務内容、勤務成績等を評価して
車掌や運転手に登用していくべきですよね。
もし、資質を備えていないのならば、
(大企業は、配置転換を検討しなければならないですが)
本来は、職を辞してもらう。
会社も働く人もそんな覚悟でいて欲しいと
私は思いますが、
現在の日本の労働契約に関する法律は
企業側の「解雇権」を厳しく制限しています。
車掌の契約社員化は、人件費抑制のためでしょうが、
簡単に首にできない現在の日本の法律にも
原因があるかもしれません。
例えば、3年を限度して契約社員で勤務してもらい、
その3年間で正社員登用へチャレンジしてもらい、
チャレンジしない人、しても落ちる人は、
3年の契約期間満了で退職させる。
⇒いきなり正社員にすると、不適格者であっても解雇できない
安全第一の業務が、労働契約の解雇権の制限で
歪められる・・もし、そうならば、
本末転倒ではないでしょうか。