2008/5/3
評判の悪いあの制度について。
先日、顧問先の社長様から
「長い間、連れ添ってきたのを
離れ離れにするとは!!!」
と問い合わせ&怒りの電話
社長様75歳以上、奥様75歳未満。
社長様は、この制度で言うところの
「後期高齢者」。
今までは、健康保険に夫婦揃って
お二人で加入していました。
しかし4月以降、社長は
健康保険から強制的に脱退となり
「後期高齢者医療制度」に
移ってしまった。
社長の扶養家族としての身分を
取り上げられ、一人残された
奥様は、市役所で国民健康保険に
これまた一人で新たに加入。
これが、冒頭の「離れ離れ・・・」
という発言の元になります。
法律論ではない、気持ちの問題です。
高齢化が進み、これまでの仕組みでは
制度維持ができなくなる。
その対策のため、あらゆる制度が
改悪されてしまうのは、
ある意味やむをえないかもしれません。
(まずは、無駄使いなどをやめた上での話です)
現在「事前の周知不足」を批判されていますが
制度の仕組みを説明しても
納得はしないと思います。
改悪せずにはおれない
その理念や趣旨を国民に
語らなければいけないですね。
聞く人の「頭」にメッセージを
送るのではなく、
「心」に送らねばいけません。
それは、役人ではなく
政治家の仕事だと思います。