2006/3/18
今日は、夜から研修会でした。
昨年の6月からスタートした全6回シリーズの最終回。
元々は、特定社会保険労務士の試験に向けた
研修会として企画されたものだと僕は思っていました。
講師の先生は、順番に憲法、民法、民事訴訟法などを
取り上げられたのですが、大変分かりやすく
講義をしていただき、毎回非常に有意義でした。
最終日の今日、先生は『リーガルスピリット「法の精神(の尊重)」と
リーガルナレッジ「法律知識」がADR(裁判外紛争解決手続)の
両輪であり、どちらか一方でも不足していてはダメです。』と
言われてました。
『「知識の追求」は無限で、やればキリがない。いくら知識を
深めてもそれに振り回されると、結局解決へのブレのない
考え方を相談者に提案できないかもしれない。』ということも
仰っていました。
これらには「特定」社会保険労務士にならずとも
改めて「社会保険労務士」としての気構えを
考えさせられ非常に感銘を受けました。
「特定社会保険労務士」は、業界の今一番ホットな
話題で、今までの守備範囲以外の法律知識や判例研究が
クローズアップされます。しかしそれに匹敵するくらい
リーガルスピリットが大切なのだと教えていただきました。
そんな話を聞いていると、今相談を受けている色々な事案に
ついても判例等を参考にするだけでなく、解決に向けた
自分らしい考え方がおのずと出てくるように思えました。
今日は、とても良い日でした。