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2024/12/7
今日は、午後から東京にて
100年企業研究会の特別講演会に参加。
講師は、一橋大学
教授 田中一弘先生
「先義後利の経営」
~渋沢栄一が求めた経済士道~を出版され、
9月にご著書に沿ったお話を
本日と同じ会場で伺いました。
そのときの様子はコチラ
ホントは、その日に
「渋沢栄一翁と労働基準法」についても
お話いただく予定だったようですが
質疑などを含めて盛り上がり
タイムオーバーになったので
本日は、あらためて、
このテーマでお話をいただきました。
労働基準法の原型は
1911年に制定された工場法です。
渋沢栄一翁は、工場法の成立にも
深く関わっていたようです。
ただ、1894年に法制定の検討が
開始されたようですが、
「労使ともにエゴイズムをもって臨むのなら
法制定は時期尚早」という見解でした。
また、「王道」をもって臨めば
労使は対立する関係性ではなく
労働は決して資本に対して弱いものではなく
産業界の発展を担う一員である。との
認識を持っていました。
それを田中先生は
「水平的労使関係」と名付けておられます。
また、渋沢栄一翁の言う王道とは
①公への奉仕
②誠実・正直
③勇気 をもって実践することです。
時代の流れの中で
工場法は制定に至るわけですが、
時代背景としては、
資本家と労働者が、厳しく対立して、
工場労働者から搾取する(はずの)資本家は
悪であった・・
そして、その後、
共産主義による理想郷建設を目指す
1917年にロシア革命が起こっています。
当時は資本主義は× 共産主義が〇
現代は働くことが× 余暇を楽しむことが〇 ですね。
ただ、私は、働くことが悪くなりすぎていることに
危機感を持っています。
働き方改革では、労働時間を制限して
働かない方向へ政策が推進されています。
渋沢栄一翁の言う「王道」の実践から
離れて行ってしまうようにも感じます。
公のへの奉仕の手段として
もう少し働くことの意義や価値を
認識する必要があるなと
改めてそう想いました。
東京まで来た甲斐がありました。
企画いただいた社労士日比野さんと
事務所スタッフの方に感謝です。
ありがとうございました。
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