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2024/12/12
今日は、神戸にて開催された
兵庫県社会保険労務士会の
研修に参加しました。
講師は、過労死裁判の遺族代理人として
とても有名な弁護士先生。
私の関与する中小企業で
過労死になってしまうような
働き方=働かせ方をしている
会社は存在しないという認識ですが、
大変悲しいことではありますが
実際には、事案が起こっており
どのような状況で
過労死が発生してしまうのか
そして、その後、その企業では
どのような対応がされてきたのか
聞くことはとても重要だとの想いで
参加しました。
冒頭に講師の方は
「多くの職場はコンピューター管理を通じて
就労者に対し間違いを許さない厳密性と
完全主義を徹底している。」と
スライドを通じて
お話しされました。
私は日ごろから、
現代は「~~待ち」を許さない
社会だなと思っています。
・連絡待ちができない。
→どこにいても、携帯とメールにより連絡が可能
即対応を求められる。
(欧州では「繋がらない権利」が制定された)
・配達待ちができない。
→商品や依頼物は、翌日には到着してしまう。
のんびりと、品物を待っている時間はない。
すぐに仕事は開始される。
・ヒト待ちができない。
→人に移動も、高速移動が可能なため
行く側も迎い入れる側も時間的余裕はない。
~待ちができない状況で、
冒頭の講師先生の言葉である
間違えられない厳密性と完全主義を
職場で実行しなければならない。
ここ20~30年間のスピード加速に
ヒトの心身は追いつけていない。
というか追いつくはずもない。状況だなと思います。
以前、システムエンジニアの
20代のお子さんを
過労自殺で亡くされた
お母さんの講演で、
コンピュータープログラムを
構築するチームは、
管理者を含めて、
「デスロード」を歩んでいる。という
言葉が紹介され
強く印象に残っています。
誰も逃げ出せない環境は
パワハラの温床となるはずです・・
そのような状況での働かせ方は
根絶していかなければならない。
そのためには、
もう少し、不完全主義や~待ちを許容する
仕事の進め方が必要ではないかと思っています。
その前提を確保したうえで、
働くことの意義や価値を
前向きに捉えて日々を過ごしたいと思います。
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