2008/4/11
昨年は、年金記録に関する様々な問題が噴出し、
解決に至るまで、まだまだ程遠い現状です。
世代に関わらず、国民全体が、
これほどまでに「年金」に関心を
持つようになるとは、
私が、労務管理の世界に入った
20年前には、想像もつかなかった。
あのころは、まだバブル全盛期。
いかに儲けるか?儲かったか?が
世間を支配していた時代。
右肩上がりがストップし、
雇用の不安が増加し
高齢化社会に突入した。
世の中のプライオリティが変動。
年金記録問題の解決は
大変重要ですが、過去は
変えることはできません。
廃棄した公文書は戻らないし、
誰のものか判らない、
記載間違いや記載漏れの書類も
今となっては修正が効きません。
今、20歳代の若者も「年金」について
疑心や疑問を持ち、社労士である
私に質問してきます。
私は、年金の歴史や
現在の仕組みを話します。
で、 そんな会話の中で、重要だと
思うことは、
働けなくなった老年期の生活を
どうするのか?
いかに「保障」するのかを
共に想像しなければならないのです。
それが年金「保険」なのか、消費「税」なのか
生活「保護」なのか、それとも自己責任なのかを
個人レベルで考えていく
そんなきっかけになったイノシシ年は
非常に重要な年であったと思います。