2006/6/30
あっと言う間に平成18年上半期が終了ですが、
ブログを見返すと結構色々な出来事がありました。
さて先日、工業製品のデザインをしている顧問先に
訪問した時、一般的には人の採用がずいぶんと難しく
なっているので、従業員さんの採用をどうしていますかと
質問しました。
「最近は、CGデザインの専門学校から学校が薦めてくれる人を
採用しています。」と社長さん
「来春卒業予定の人たちを課外授業の形式で1週間ほど
受け入れて、適正を判断しています」続けて
「近年採用した人たちは、面接だけでは不採用だったかも
しれない」と言われた。
「なぜですか」と私。
「一つ指示を出すと6割から7割くらいは黙々と自分で製作し
仕上げてくれる非常に優秀な人材だけど、喋らないしこちらに
アピールをしない。面接だけでの試験ならば採用していなかった
と思う。」
「面接だけならば、才能ある人材を逃していたんですね!」
「短時間の面接試験では、難しいね」と社長
大企業では、採用試験や面接を数次繰り返すことが
できるでしょうが、中小ではそんな余力は中々ありません。
CGデザインを仕事にしたい人には、この会社は良い就職先
なんだと思う。しかし人と会社を結びつけるには、タイミング、
運、縁などの不確定要素が多分にあると思う。
中小企業の人手(人材)不足はこれから益々深刻になってくると
思うが、知恵を絞れば才能ある人材を確保できる可能性も
あることを今回気づかせてもらった。