2006/3/4
夕方から家の前の道路で息子と
野球?をしていた。
スポンジボールを下手で投げて
息子がスポンジバットで打つ。
妻は6時から食事会の約束があり
僕らが遊んでいる中を「行ってきまーす」と
飛び出していった。
「そろそろ家に入ろうか」と玄関を開けようとすると
「うん?あれれ、まさか」
「玄関、閉まってる〜」
「うわー閉め出しや」
「どうしよう」
息子はこの一大事にちょっぴりウキウキしている。
僕は頭の中が真っ白になった。
妻は条件反射のように鍵を閉めて出て行ったようだ。
鍵無し、お金無し、携帯無し
家の前で遊んでいただけに何も持っていない。
こんな時に限って窓はすべてしっかり閉められている。
家の周りをウロウロしていたが
どんどん暗くなっていく
「恥ずかしいけどしょうがない」と、
隣町の中学からの友達(彼は現在東京に)の実家へ向かう。
親御さんがパーマ屋さんをやっているが、僕は高校のときから
カットへ通っているお店でもある。
「すいません。実は・・・
それで、電話を貸してほしいのです」
おばちゃんは目を丸くして驚いていいのか
笑っていいのか、複雑な顔をしていた。
ここでこの窮地を助けてくれたのが
わが息子であった。
僕 「ママの番号知ってるな?(ドキドキ)」
息子「うん、090・・・・・・・・(スラスラ)」
日ごろから娘(この時は塾へ行って不在)と息子には
僕と妻の携帯番号を覚えさせていたのが生きました。
僕は、メモリーに入れているので覚えていませんでした。
中々繋がらなかったが3度目に妻が電話に出てくれて
「戻ってきてくれ〜」と叫びました。
で、そこから30分後にやっとのこと家の中に入れました。
体一つでは何にもできない。
メモリーに頼っていては何にもできない。
目の前に家があるのに